Unknown Space
Episode-2 To the Unknown Space
エピソード2:未知の宇宙へ

Chapter-07


Good-bye earth


ここはUnknownMan号のブリッジだ。
球形の全天ディスプレイには宇宙空間に浮かぶ地球が映し出されている。
地球温暖化などの環境問題を乗り切り,地球は2101年の現在も青く美しい姿を見せてくれている。
T.MORI船長は地球を眺めながら,これまでの道のりを振り返り感傷にひたるのだった。
「さらば地球よ…」 気分は 《宇宙戦艦ヤマト》 の沖田艦長だ。
でも,地球を救うために…とか,地球滅亡の日まであと○○日…なんていうわけでもなく,単なる個人的な趣味で旅立ったために誰からも期待されていないのが寂しい…。

このブリッジのオブジェクトは去年の8月にShadeでモデリングしたものですが,とにかく処理が重いのが難点です。
Poserの人物フィギュアをインポートしたら,もう限界です。いまさら新しいブリッジにリニューアルするわけにもいかないので,なんとか苦しみながら制作しています。
ブリッジの場面が少ないうえに,ブリッジでの登場人物が少ないのはこのためなのです。


(2001/06/03)


SeaStart of the hyper-drive engine


UnknownMan号のハイパー・ドライブ・エンジンが始動した。
いよいよ最初のワープだ。
ハイパースペースを通り抜け,一瞬にして恒星間空間へと跳躍するのだ。

Shadeでモデリングした宇宙船をBryceの宇宙空間に配置してレンダリングしました。レンダリング時間は18秒!
これまでのCG作品の中での最短記録を更新しました。


(2001/06/12)


Hyper-drive


ハイパー・ドライブ・エンジンが唸りを上げ,UnknownMan号がハイパースペースに突入した。
これから数光年〜数十光年単位のワープを何度も繰り返し,未知の宇宙を目ざすのだ。

今回の作品では,ワープの場面をいかに視覚化するかという点で悩みました。
映画のような動く映像であれば表現の幅も広がりますが,静止画となると意外と難しいものです。
瞬間的に宇宙の彼方にぶっ飛んでいくスピード感を表すには,やはり放射状の線しかない!という結論に達しました。
ちなみに,中心部の穴はハイパースペースに開いたワーム・ホールをイメージしたものです。
Bryceの宇宙空間の中に長〜い円筒を配置し,波のマテリアルを設定しました。
宇宙船のエンジンから伸びる残像光のオブジェクトを造り,青い光のマテリアルを設定しました。
背景の星はPhotoshopの放射状ぼかしフィルターをかけてブレの効果を表しました。
Bryceでレンダリングした画像に,背景の星を合成して仕上げました。



簡単なアニメーションも作ってみました。むちゃくちゃ簡単すぎてゴメンナサイって感じです(笑)。

※ これらの作品は,なぜか2000年の8月に先行制作していたものです。


(2000/08/28)

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