Unknown Space
Episode-7 Revival
エピソード7:復活

Chapter-06


Moon

UnknownMan号は月に向かった。
実は,異星人が残したのではないかと思われる謎の遺物が発見されたのだ。
これまでの研究では,その正体は全く解明されていないが,プラネット・キラーの出現により,その遺物の存在が再び注目を集めていたのだ。
遺跡の正体とは…。

月はBryceの球体の一部をブーリアンでくり抜き,帯状の月面都市(工業都市)を造りました。シド・ミードの描いた未来の月のイラストを参考にしています。
ちなみに,シド・ミードの解説では「未来の月面には様々な物資を生産するための自動工場が建造され,赤道部を中心に環状に取り巻いている」とありました。
月の表面には実物の月面画像のピクチャを貼り付けています。
DoGA製宇宙船をインポートしてレンダリングしました。


(2002/01/24)


Relic

遺物の発見現場に到着した。
発掘場の中心に立っている板状の赤黒い物体が謎の遺物だ。これまでの研究では,数十万年前に埋められたものであることが判明している。いったい誰が?何のために?
すべては謎に包まれている。
しかし,プラネット・キラーの接近している今,T.MORI船長はすべてを悟った。この物体はプラネット・キラーを送り出した異星人が,遥か昔に太陽系に立ち寄ったときに埋めていったものだと…。
実は,この物体は一種の警報機なのだ。
プラネット・キラーの創造主である異星人たちは怯えていた。いつの日か銀河のどこかに知的生命が現れ,強大な武力で侵略を始めるのではないかと…。そこで,異星人たちは銀河をくまなく探査し,知的生命が発生する可能性のある星系に警報機を仕掛けていったのだ。
それは,知的生命が宇宙に進出するだけの科学技術を手に入れ,この物体を発見して触れたとき,遥か彼方の異星人たちに警戒信号を発信するというものだった。
そして,地球人の存在を知った異星人は,宇宙の秩序を乱す危険因子である地球文明の駆除に乗り出したというわけだ。

この作品のイメージはSF映画の傑作 「2001年宇宙の旅」(原作A・C・クラーク)の一場面を参考に…というか《そっくり》いただいてしまいました…。
物体の形まで真似てしまいました。すみません…。
ちなみに,原作では謎の物体は 【モノリス】 と呼ばれていました。

 【参考作品(Reference books&movie)】
  「2001年宇宙の旅」
    アーサー・C・クラーク 《早川書房》
  「2001 a space odissey」(1987)
    by Arthur C.Clarke
  「2001年宇宙の旅」
    スタンリー・キューブリック監督作品 《MGM映画》

  「2001 a space odissey」(1987)
    by Stanley Kubrick

なお,「2001年宇宙の旅」 の原案となったアーサー・C・クラークの「前哨」(The Sentinel)という小説も参考にしています。

発掘場のフェンスや照明などはDoGAのメカパーツを使って造りました。
人物はPoserの宇宙服仕様です。(ボディ・スーツを着せ,靴下を大きくしたブーツをはかせています。)バックパックとヘルメットはBryceの直方体と球を用いています。
すべてのオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。


(2002/01/26)


Hyper-drive

月面の謎の物体を調査しているとき,突如として強烈なシグナルが物体から発信された。そのシグナルは,どういうわけか木星方向に向けて発信されたようだ。
と,その時。木星基地から緊急連絡が入った。太陽系外縁での戦闘で地球連邦艦隊を壊滅させたプラネット・キラーが,木星に姿を現したというのです。いったい,なぜ?
UnknownMan号のハイパードライブ・エンジンが唸りを上げ,一気に木星周辺空域に向かってワープを開始した。いよいよプラネット・キラーとの対決だ。

旧型UnknownMan号のワープは直線的な光の筋でスピード感を強調していましたが,新型UnknownMan号のワープは空間の歪みを取り入れてみました。
ハイパー・スペースへと続く空間の歪みは,Bryceの地形エディタで円錐に似たオブジェクトを作って宇宙空間に配置したものです。ガラスのマテリアルを設定して屈折率を上げることによって,ワーム・ホールに吸い込まれる光の筋を表現しています。
宇宙船のエンジンから伸びる光はBryceの円柱を細長く伸ばして,青い光の筋のマテリアルを設定しています。
背景の星は2D処理で合成したものです。部分的に放射状ぼかしのフィルターをかけています。

(2002/02/04)

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