Unknown Space Episode-6 Planet killer エピソード6:プラネットキラー |
Chapter-01 |
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Destruction |
時は西暦2201年…。 新たな発見を求めて,今日も宇宙探査船UnknownMan号の旅は続く。 ある日,ある未知の空域で,地球文明のものではない電波をキャッチした。解析の結果,救難信号ではないかと推測した。 UnknownMan号は,救難信号の発信源と思われる恒星系にたどりつき,さっそく調査を開始した。 その結果,恐るべき事実が明らかとなった。なんと,主星を公転していた複数の惑星の中の一つが粉々に破壊されてしまっていたのだ。 残存する惑星の残骸の分析結果から,破壊された惑星には知的生命が存在しており,長い年月にわたって文明活動を維持していたことが判明した。 生命に満ちた異星文明に訪れた突然の死…。 この惑星に,いったい何が起きたというのか…? テロ…報復攻撃…そして…。最近の世界情勢を見ていると,どうしても地球の未来について不安を抱かざるをえません。 ただでさえ環境破壊など,いろいろなことでピンチに陥っている地球なのに…。人類はいつまで無益な殺戮を繰り返すのでしょうか?戦争のない未来はあるのでしょうか…? というわけで,テーマはズバリ… 《戦争》 です。 今回のエピソードは,私の大好きなSF作家グレッグ・ベアの 「天空の劫火」 & 「天界の殺戮」 を参考にしています。 ストーリーは全く違ったものとなりますが,基本的なコンセプトにおいて類似している部分があるかもしれません。 気になる方は,ぜひ原作を読んでみてください。
なお,エピソード6では 「天空の劫火」。 続くエピソード7では 「天界の殺戮」 を参考にして描く予定です。 ShadeでモデリングしたUnknownMan号をBryceにインポートしました。宇宙空間を漂う岩石(惑星の残骸)はBryceのオブジェクトです。 背景の赤くぼやけているのは爆発して飛散した惑星の残骸のつもりです。これは異なるマテリアルを設定した2つの球を重ねて造りました。 (2001/10/10) |
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Planet killer |
さらに探査を続けているうちに,直径が約5000メートルもある巨大な球体を発見した。 接近してスキャンしたところ,人為的に造られたものであることが判明した。しかし,その材質は未知の金属が用いられていることから,まだ知られていない地球外文明のものだと考えられる。 この球体の正体はいったい…? これは,もしかしてもしかすると,以前から噂になっていた惑星破壊兵器 《プラネット・キラー》 かもしれない…。 噂によると,遥か銀河の彼方の未知の空域で,次々と知的生命の存在している惑星が消滅しているというのだ。 その現場では,どういうわけかこのような赤黒い球体が目撃されているらしい。 現在のところ,その球体は惑星を破壊するためにどこかの誰かか送り出した兵器ではないかと推測されているが,詳しいことはまだわかっていない。 破壊された惑星の残骸の中に浮かぶ不気味な姿は,まるで《死の星》のようだ。 正体をつきとめるため,UnknownMan号が接近していく。 と…その時! 謎の球体のモデルは,映画「スター・ウォーズ」に登場した帝国軍の惑星破壊兵器 《デス・スター》 です。 球形であることと,表面に細い溝があるのが共通点です。 なぜ溝があるのかというと…。(ご想像におまかせします) (2001/10/17) |
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Chase |
UnknownMan号の存在を無視するかのように,プラネット・キラーからの反応はなかった。 と…その時! 突然,球体が青い光に包まれて動き出した。 ハイパー・ドライブだ。いったい,どこへ向かうというのか? この惑星の破壊に関わっているのは明らかなことから,このまま見過ごすわけにはいかない。 UnknownMan号が球体を追跡を開始した。 ハイパー・ドライブに伴う空間の歪みは,Shadeで造った円錐形のオブジェクトを球体の外側に配置し,それなりのマテリアルを設定して表現しました。 UnknownMan号のハイパー・ドライブ(エピソード2のNo.21参照)とは異なる形状にすることで,地球外テクノロジーのものであるということを演出してみたつもりです。 ただし,ハイパー・ドライブの航跡は青い光に統一しています。プラネット・キラーの航跡は,球の後方に円筒を置いて青い光のマテリアルを設定しています。 (2001/10/18) |
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