Unknown Space
Episode-3 Planet of sorrow
エピソード3:悲しみの惑星

Chapter-07


Escape from the octopus


クローフィッシュが間一髪のところで脱出に成功した。
しかし,謎の生命体の触手が後を追ってくる。
大きな触手の付け根には,さらに巨大な胴体のようなものが見られる。
ついに生命体の真の姿が現れようとしている。

ShadeでモデリングしたオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。
Photoshopの放射状ぼかしをかけて,スピード感を演出してみました。
制作の途中で何度もパソコンがフリーズし,その度に再起動していたので時間がかかってしまいました。
やはり普通のノートパソコンで3DCGをやってること自体が無茶なんでしょうかねえ…。
メモリもケチらないで大きいのを入れておけばよかったなあ…。

(2000/12/22)


Serpent


脱出成功!
生命体の攻撃から逃れたクローフィッシュはオクトパスを後にした。
オクトパスに潜む謎の生命体…その姿は,まるで蛇のようだ。
乗組員たちはこの生命体を 《SERPENT》 と名付けた。
SERPENTが鳴いている…。
なんて悲しみに満ちた声なんだ…。
この惑星に何があったのか…。

ShadeでモデリングしたオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。

(2000/12/23)


Planet of sorrow


もともとこの惑星に知的生命は存在していなかった。
ある日,遠い宇宙の彼方から異星人の植民船団が現れ,この星の開拓を始めたのだ。
実はオクトパスは大気の組成を改変するための装置だったのである。
無数に建造されたオクトパスの働きにより,惑星の環境は急速に変化していった。
それに伴って,徐々に異星人たちの居住地が整備されていった。
しかし,いつのころからか異変が起き始めた。
急激な環境の変化により,土着の生物に突然変異が見られるようになったのだ。
そして,ついに悲劇が訪れた。
長い間,地中で静かに成長を続けていた突然変異体の一種が地表に現れたのだ。
それがSERPENTだ。
SERPENTは惑星の植民地の住民たちに襲いかかり,その殺戮は果てしなく続いた。
かろうじて宇宙船で脱出した住民たちは,二度と姿を見せることはなかった。
SERPENT…それは無理やり環境を変えられたこの惑星の怒りや悲しみが実体化したものかもしれない。
SERPENTの鳴き声は惑星の悲しみの声なのだ。
探査を終えたUnknownMan号は,叫びにも似たSERPENTの鳴き声を聞きながら,惑星を後にした。

ShadeでモデリングしたオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。

(2000/12/23)

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