Unknown Space
Episode-1 Unfinished Dream
エピソード1:見果てぬ夢

Chapter-04


Construction-2080


2080年。
珍しく雪の舞う冬の七宝山宇宙船基地だ。
宇宙船の建造に用いるための資材を満載したコンテナをカーゴ・クラフト(反重力貨物輸送機)が運んでいる。

今回の作品のポイントは, 《雪山にそびえ立つ宇宙船基地》 です。実は,これはかなり古い戦争映画「荒鷲の要塞」をイメージしたものです。
この映画は,雪深い山岳地帯にそびえ立つドイツ軍の難攻不落の要塞を,連合軍の特殊部隊が攻略するという物語です。
要塞ものの名作 「ナバロンの要塞」 に匹敵する,スリルとサスペンスに満ちた傑作映画でした。
そういえば,雪山の要塞といえば 「テレマークの要塞」 ってのもあったなあ…。
カーゴ・クラフトはDoGAでパーツを組み合わせてモデリングしました。
基地は100%Shadeでモデリングしました。すべてのオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。


(2001/04/11)


Dockyard


2090年。
すでに,反重力やハイパー・ドライブなどの技術は全世界に無償で提供されており,公的な探査プロジェクトや民間企業の宇宙ビジネスなどでの利用が始まっていた。
宇宙へのさまざまな想いを乗せた宇宙船が,新たな世界を求めて次々と地球から飛び立っていった。
そして,香川県の田舎町にある宇宙船基地の内部でも,1隻の巨大宇宙船の建造が進んでいる。
その船の名は 《UnknownMan》。子供の頃から宇宙に憧れて生きてきた一人の男の熱い想いが,ついに形となって姿を見せ始めたのだった。

建造中の宇宙船は,完成済みのオブジェクトのパーツをはぎ取ったり,穴を開けたりして雰囲気を出してみました。
ドック内にあるリフトやクレーンなどのメカ類は,すべてDoGAでパーツを組み合わせてモデリングしたものです。
働くお兄さんたちはPoserですが,処理のことを考えて軽量フィギュアを利用しています。
すべてのオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。


(2001/04/17)


Sunset clouds


2095年。
七宝山宇宙基地は完成した。
基地のドックでは,最新鋭の宇宙探査船UnknownMan号の建造が最終段階に入っている。
…かつて,この町の片隅に,宇宙やSFの世界にあこがれていた一人の少年がいた。変わり者などと言われながらも,大人になっても抱きつづけた熱い想い…。
長い年月を経て,ついに彼の夢が現実のものとなりつつある…。

この作品のサブ・タイトルを 「鷲の巣」 と名付けました。
巣の中には,いつか大空に飛び立つことを夢見る1羽のヒナがいます。
それが宇宙船というわけです。心配そうに見守る親鳥をイメージして,2機の飛行機を組み合わせてみました。
上空の飛行機はDoGAに入っている基本パーツです。パーツだけで飛んでいます(笑)。
基地やビルなど,すべてのオブジェクトをBryceにインポートしてレンダリングしました。



(2001/04/22)

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