How to 3DCG
Making of 3D Computer Graphics

私の3DCG作品(あくまでも素人の趣味)がどのようにして生み出されているのかについての解説です。

 3DCGって何?
コンピュータを用いた画像作成をコンピュータ・グラフィックス(CG)といいます。
【2DCG】 は写真のレタッチを主とした平面的な画像処理のことで,代表的なソフトにPhotoshopがあります。
私のデジカメギャラリーの作品はPhotoshopでレタッチして制作しています。
【3DCG】 はコンピュータの仮想空間(幅・高さ・奥行きのある3次元空間)にモデリングによって作ったオブジェクトを配置し,レンダリングをして静止画を描いたり,動きのプログラムを与えて動画(アニメーション)を作成したりするものです。

                              ※ 立体=3つの広がり=3次元(3dimension)=3D


2DCGは平面なので一つの視点からの画像でしかありませんが,3DCGはオブジェクトの位置や向きを変えたり,カメラの視点を変えたりすることによって自由自在に多様な画像を作成することができます。

【備考】 3D映画や3Dテレビの 「3D」

 最近よく使われている 「3D」 は,右目と左目の視差によって立体感や遠近感をとらえる人間の視覚の性質を利用した立体視の技術のことを意味しています。
 2DCGに対する3DCGの 「3D」 とは違った意味であり,私の作品は左のようなメガネをかけて見るものではありません。

 そもそもの始まり
はじめて買ったパソコンがシャープのX68000でした。
当時はワープロ専用機が全盛で,パソコンの普及率は低い時代でした。
職場ではNECのPC9801が使われていましたが,同時表示色数が16色というグラフィック性能の劣悪さのために,まったく購入意欲が湧きませんでした。
そんなときパソコンショップの店頭でシャープのX68000を目にし,32000色表示というグラフィック性能に驚いて思わず買ってしまったのです。初めて買ったソフトは店頭デモでやってた 「テトリス」 でした。

はじめて買ったパソコン&3DCGに目覚めた雑誌

テトリスで遊んでばかりの毎日でしたが,お絵かきもしてみたいなあ〜ってことでフォトレタッチができる画像処理ソフトやスキャナーも買って,いろいろ作品を作ってみました。(アイコラも…笑)
そんなある日,書店にあった 「Oh! X」 という雑誌の表紙に興味を惹かれ,ページをめくってみると3DCGという聞きなれない言葉を目にしました。これが私と3DCGの出会いです。
その後 「C トレース」 という高価な3DCGソフトに手を出したもののあっけなく挫折…。初期の3DCGは素人には難しすぎました…。

 DoGA & Shade
仕事(CGとは無関係)のために仕方なくPC9801を購入し,X68000は放置状態に…。
(ちなみにMacは仕事上の互換性を考慮して手を出さず…)
いつしかパソコン界はMS-DOSからWindowsの時代に進化を遂げ,マシンのスペックの向上とともにCGソフトのバリエーションも増えてきました。
そんなある日,私に衝撃を与えたものがありました。
スター・ブレード」 です。

衝撃を受けた 「スター・ブレード」 というアーケードゲーム

宇宙やSF大好き少年だった私は3DCGを駆使した 「スター・ブレード」 にはまってしまい,休日になるとゲーセンに入り浸っていました。
自分もこんな世界を描いてみたい!
薄れかけていた3DCGへの意欲が再びよみがえってきました。
そして,「DoGA」 や 「Shade」 というソフトと出会い,本格的に制作にのめりこんでいくのでした。

DoGAやShadeを使った初期の3DCG作品

 Bryce & Poser
インターネットを通して,3DCGを楽しんでいる様々な人々と出会い,世界が広がっていきました。
そんな中,あるWebサイトの作品がきっかけで 「Bryce」 というソフトの存在を知り,その表現力に魅了されて迷わず購入。それ以降,Bryceを中心とした3DCG制作に取り組んできました。
Bryce4 & 5

最新版のBryce7PLEは無料でダウンロードできます。
Bryce7ではオブジェクトデータを様々なファイル形式でエクスポートすることができるのでありがたいです。

Bryce7 PLE(無料ダウンロード版) ※利用制限あり

Bryceとともにお世話になっているソフトがあります。
Poser」 です。
あらかじめ用意されている3DCGフィギュア(人物や動物)に自由にポーズをとらせ,手軽に3DCG作品として表現できるもので,自力で人物を作ることのできない素人にはありがたいソフトです。
Poser4 & 5

私の場合はPoserで作った人物や動物(イルカや猫など)のデータをエクスポートし,Bryceにインポートして任意の場所に配置するという手法で制作しています。

 Vue
ここ数年,Bryceでの作品制作に限界を感じ,極度のスランプに陥ることが多くなりました。
歳くってアイデアが枯れてきたのかもしれませんが,Bryce独特のワンパターンな雰囲気に飽きてきたというのも要因の一つと言えます。
そこで,以前から気になっていたVueというソフトの購入を決断しました。
新しいパートナー Vue8 Studio

慣れ親しんだBryceのインターフェイスと異なるため,なかなか思い通りに操作できませんが,一つ一つ作品を制作するたびにコツをつかみつつある今日この頃です。
Bryceでの遺産を生かすため,Bryce7に過去データを読み込んでオブジェクトをエクスポートし,Vueにインポートして新たな作品づくりにチャレンジしています。

 UnknownSpace & RelaxationSpace
http://unknown-man.digick.jpbladerunner_mori/UnknownSpace
できあがった作品を公開するため,2000年4月に 「UnknownSpace」 というWebサイトを立ち上げました。
少年の日から抱き続けた宇宙へのあこがれを描いたマニアックな世界です(笑)。
現在はリニューアル工事の途中です。(いつまでかかることやら…)

http://unknown-man.digick.jpbladerunner_mori/RelaxationSpace
海も大好きな私ですから,海やイルカなどをテーマにした癒し系の作品も制作していました。
SF系のUnknownSpaceではイメージに合わないってことで,2002年6月に 「RelaxationSpace」 というWebサイトを新しく立ち上げました。
壁紙サイトへの投稿などの宣伝効果もあり,いつの間にか本家のUnknownSpaceへのアクセス数を上回るようになり,現在に至っています。
というわけで,訪問いただきありがとうございます。
この場を借りてお礼申し上げます。

 PC
シャープのX68000に始まってNECのPC9801,ソニーのVAIO,エプソンのEndeavor…etc,時代の移り変わりとともに数々のパソコンを乗り換えてきました。(なぜかMacはありませんが…)
しばらくはWindowsXPマシンを使い続けるつもりだったのですが,PCの基本性能そのものが低かったため,せっかく導入したVue8というソフトがまともに動きませんでした。
そこで2011年1月からWindows7を搭載したNewマシンに乗り換えました。
旧マシンで固まってたVue8がサクサク動いて快適です。
HP Pavilion Desktop PC s5000 ※ 2011/01より使用

HPのパソコンは初めてですが,今のところトラブルもなく快調です。

が,しか〜し!
保証期間の1年を過ぎた2012年2月頃から不調になり,2012年3月末に絶命…。
リカバリもできない状態なのでHPのサポートに電話してみたものの,修理に3万円以上はかかる言われてショック…。
HDDの不調が原因と思われたので自力でHDDを換装してリカバリに再チャレンジしたものの,何度やっても途中でエラーが発生して断念…。
なんじやこりゃ〜。
このままでは仕事に差し支えるので,泣く泣く新しいPCを購入。
HPはやめて(苦笑),Lenovoにしてみました。
Lenovo H330シリーズ デスクトップ 1185-5XJ ※2012/03より使用
初めてのLenovoなので不安でしたが,むちゃくちゃ快調でびっくり。
起動時間の速さは感動モノです。
これだけのPCが45000円で手に入るようになったなんて…。
時代の流れですなあ〜。


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