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Setouchi Triennale 2013 : Awashima
(2014/02/02)

瀬戸内国際芸術祭2013:粟島 2013/10/27シリーズ 〈No.11〉

粟島海洋記念館(旧粟島海員学校)の展示室を見回していると,ある図形が目に留まりました。
その図形には 「想像の印」 という名前が付いていました。
こ…これは,いったい…。





天井近くには,部屋の四方をぐるりと取り囲むように言葉が書かれていました。
読んでみると…。



 海の底には時間の記憶が遺物として眠っている。地上の時間は前に進むけど,海底には時間が止まったモノたちがソコにいる。私たちは地上の生き物だから,海の中を容易に見ることはできない。空は遠くてもいつも見えるけど,海の中は5mでも見えない。見えないから「無い」のではなく,見えないなら「想像」してみよう。海底からの記憶の展示物をもとに過去の時間を想像してみよう。どんな人たちが使っていたのだろうか?その人は何を考えていたのだろうか?どうして海の底にあるようになったのだろうか?「きっと【 ※ 】だろう」と,いやまてよ…これはひょっとして,そうではなくって,違うものかもしれない。よく見れば「まるで【 ※ 】のようだ」。しかし形状は似ていても,本当の正解は存在しない。だから…「でも【 ※ 】かもしれない」とモノを見ていれば想像できる。海の底から来たモノたちは決して遠くのものではない。私たちの足元の地を辿っていけば,海底につながっているのだから。

上記の文章の【 ※ 】の中にはが入っていました。

ソコソコソーゾー 3つのコトバ

なるほど!
最初,展示物を見た時はただのガラクタにしか見えませんでしたが(失礼),上記の文章を読み,3つのコトバを考えながら鑑賞すると………おお〜っ!
すんごいお宝に見えてきました(笑)。

ガラクタ…じゃなくて…お宝

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恐るべし,日比野克彦さん!




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