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Ujishima
(2013/01/02)

シーカヤックで広島県の宇治島:2012/10/07シリーズ 〈No.29〉

時刻は午後5時です。
片付けを終えて帰宅準備が完了しました。
宇治島を午後1時30分に出艇して,ちょっと早く帰りすぎたかなあ…なんて思っていましたが,ちょうどよかったです。
もっと長く滞在していたら,日が暮れて着艇する羽目になっていたところです。
長距離ツーリングでの計画性の大切さを認識しました。



片付けをしているとき,近所の住人らしきおじさんが自転車で通りかかりました。
あいさつをしたあと世間話をしました。
おじさんは,かつて船員のお仕事をしていたとのことで,海のことをよく知っていました。
瀬戸内海の潮流のことや船の航海術など,いろいろ教えてくれました。
そして,宇治島の鹿のことが話題になりました。



お 「どこ行っとったんな?」
私 「宇治島に行ってきたんですよ」
お 「鹿がおったやろ?」
私 「いました,いました!昔からいるんですか?」
お 「あの鹿は○○県の動物園から病気になったのが連れてこられたんじゃ」
私 「え〜っ!そうだったんですか!」
お 「たまに動物園の人が餌をやりに行ってるらしいで」
私 「へえ〜っ!」



想定外の話にびっくりしました。
てっきり大昔から生息している野生の鹿だと思っていたのに…。
さらに,こんなエピソードも…。
島から脱走し,海を渡って香川県の荘内半島までたどり着いた鹿がいたそうな…。
そして,多度津の方まで走って逃げたとのこと…。
え〜っ!マジっすか!?



半信半疑で話を聞きましたが,おじさんの話には説得力がありました。
これが真実であれば,なんだか複雑な心境です。
病気になったから捨てたのか…それとも療養させているだけなのか…。
島で静かに余生を送らせようというのか…。
う〜ん。
本当のところはどうなんでしょうかね…。
知っている人がいれば,教えてほしいものです。
たいへん勉強になりました。
いろいろ話をしていただいたおじさんに,この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。




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