Japan sinks 2007 V(Japanese soul)
(2007/02/04)

昭和版の元祖 「日本沈没」 を見ました。
子どもの頃に映画館で見たっきりだったので,ほとんど記憶になく,新鮮な気持ちで鑑賞できました。
率直な感想ですけど,心に響く素晴らしい映画だったと思います。
原作のコンセプトである 《国土を喪失した日本民族の未来は…》 というテーマが誠実に描かれており,ラスト近くの山本総理(丹波哲郎)と田所博士(小林桂樹)の別れのシーンでは,感動のあまり涙が…。
ただ,内容的には竹内均教授の地球物理学の講義,政治的なかけひき,日本民族論…のような硬派な話が満載なので(小野寺と阿部のラブシーンもちょっぴりありますが…),娯楽映画を求めている人にとっては眠くなる映画かもしれません。

とにかく昔の映画なので,音楽が古くさいとか,特撮がチャチいとか,出演者の演技がわざとらしいとか,突っ込みどころはたくさんありますけど,そんなことは問題じゃありません。
映画に込められた 「魂」 が私の心を揺さぶるのです。
個人的には山本総理を演じた丹波哲郎に主演男優賞を進呈したいです。どう見ても小野寺(藤岡弘)より山本総理の方が存在感がありましたからね。
そういえば昨年の9月に亡くなられたんですよね…。残念…。

平成リメイク版しか見ていない人には,ぜひ見てほしい映画です。

ちなみに,このCG作品は 「日本の国土は沈んでしまったけど,日本人の魂は新たな居場所を求めて羽ばたくのだった…」 というイメージです。
…でも,現実の世界情勢を見ていたら,そんな綺麗事では済まないですよね…。


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