Existence
(2006/11/12)

無限に続く時間の中で…。
この時,この場所に存在している自分とは何なんだろう…。
ふと,そんなことを考えてみる今日この頃。

先日,瀬戸内海の直島にある 「地中美術館」 というところに行ってきました。
チケット売り場の人や館内の案内係(監視係?)の人は白衣のような衣装や不思議なヘアスタイルに身を包み,独特の雰囲気を醸し出しています。
みなさん無表情ってのがスゴイです。(演出だと思いますが…)
ふと,○○ウェーブ研究所(何もかも白い布で覆ってしまう白装束集団)の施設かと思ってしまいました。
館内に入ってびっくり…。
のどかな瀬戸内海の世界から,いきなり未来的無機質空間の世界へ…。
そのギャップの大きさに戸惑いつつ,いつしか時間と空間を大きさに畏怖心を抱き,自分という存在のちっぽけさや存在価値について考えさせられたのでした(大げさかな?)。
もちろん,作品の受け取り方は人それぞれですけどね。
一人で孤独に鑑賞するのがオススメですよ。

ウォルター・デ・マリアの 「タイム・タイムレス・ノー・タイム」 という作品が印象的でした。
下の写真は海辺にあった同様の作品です。
美術館内は撮影禁止でしたが,海辺のやつって撮影してもよかったのかな?

この建物は海辺にあります。

地中美術館の作品と同じ球体が2個も!

転がらないのかな?

とにかく雰囲気はこんな感じです。
美術館内は監視係のお姉さんがしっかり見守ってます。
ふと,転がしてみようと思って聞いてみたら 「触ってはいけません」 と言われました(笑)。
海辺のやつは誰も見ていませんでした。
誰かが転がして海に落ちたらどうするんだろう…なんて心配しましたが…。

で,今回の作品はウォルター・デ・マリアの 「タイム・タイムレス・ノー・タイム」 の影響を受けて,自分なりにCGで描いてみたというわけです。
え?猫はどういう意味なのかですって?
島巡りの途中で出会った猫をイメージしているのです(笑)。

赤い自転車は私の愛車。

地中美術館の次はモダンアートがいっぱいあるベネッセハウス美術館です。
あそこでもたっぷり刺激を受けてきました。
それは別の機会に紹介しますね。


Wall paper(1024×768)




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