Moonlight
(2002/08/28)
とっても月の明るい夜だ…。
ラリイ・ニーヴンの 「無常の月」 という小説は,こんな言葉から始まります。 突如として太陽に異常が発生し,地球に破滅の日が訪れます。 徐々に明るさを増していく月を見て,直接見ることのできない太陽の異変に恐怖する人々…。 刻々と近づく日の出を前にして,わずかに残された夜を懸命に生きる人々…。
残酷なまでに明るい月…。
ストレートに大惨事の場面を描いているのではありません。 明るく浮かぶ月を通して,間接的に,じわじわと終末を予感させるのです。
今,思い出しても身震いのする作品です。
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